2009年8月第2回 |
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滅茶苦茶な串刺し写真でも、鉄的には何がしかの価値が付いてくるかも知れません。 今は事業車のコデ165を除くと全車3両固定編成18m車5000系の運用のみで、今では 趣味的な面白みに欠けるイズッパコの大雄山線の車両も、1970年代の頃は西武の セコハンはもとより省型旧国に買収国電など、曲者揃いのラインナップで鉄な方々を 愉しませてくれたんでございます。写真の車両も前パンにお碗のベンチレターを屋根に 載せた見るからに曲者電車の風体じゃございませんか。この車両モハ40形45号車は 元伊那電のデハ200、後に西武から武蔵野鉄道サハ→デハ5650形5652→西武鉄道 モハ231形236っていうコレマタ曲者のハコを伊那電の臓物載っけた、ナカナカ宜しい 素性の16m級電車でございます。この写真一見ホームで撮った様に見えるんですが、 実は急行霧島乗車して小田原停車中に丁度入線してきた大雄山線の電車に気付き 慌てて撮ったカットなんです。こういう写真が撮れるのも、空調設備なんか無くても窓が 全開できる客車列車の旅の楽しみの一つでしたねぇ。 東海道本線
小田原 1970-8 |